初任者研修「老化の理解」

約週2回、行われている介護職員初任者研修の様子です。
受講生も頑張って講義を受けています。

今回は「老化の理解」です。
人はだんだんと年を重ねます。介護する側はまだまだ体はしっかりと動くため
あまり感じることが少ないですが、心身が変化してくことを知ることは高齢者の
人格を尊重し支援するためにとても重要なことです。

身体的変化
姿勢が前かがみ、歩幅が狭くなり、転びやすくなる。
しわやシミが増え、張りがなく乾燥気味になる。
頭髪が薄くなり、白髪になる。
すこしずつ聞こえが悪くなる。

心理的変化
知的能力や判断力が低下し、感情を抑えづらく頑固さが目立つようにみえる。
加齢とともに脳の神経細胞が減るため感情の表出が乏しくなる。
感情の制御がきかなくなって怒りっぽくなったり、脳の活動が衰える。

老いの価値
老いを認め肯定的にとらえる視点が必要。長く生きてきたその方の豊富な経験を
生かし、役割を探し、出来ることを楽しむ。幸せな生活を送れるように支援する。

高齢者の健康
老年症候群・・加齢による心身の機能低下を背景として疾病の発症や入院などに
より付随して現れる。
特徴的な疾病 肺炎、尿路感染、認知障害、低栄養など

運動機能の向上や口腔ケア、食事のバランスなどで健康や身体機能を保つ。

(受講生の感想)
・年をとっても運動は適度にやっていたほうがいいと思いました。
・一人で抱え込んだり、過ごしたりせず、近所の人達や周囲と話合ったり、理解しながら
生きていくことが大事です。
・義父に当てはまることが多く、高齢で心配だと私たち子の価値観で見ていたこと、
生きがいを奪いかねないことを今回学ばせて頂きました。
・健康の講義では、高齢になる前にも知っておくと大切なことが沢山あること、とても
参考になりました。

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