初任者研修、「移動・移乗」

こんにちは。寒い日が続いています。
今回の初任者研修は一部、外での演習もありチラチラと雪が…
受講生は寒い中でも頑張っています!

人が日常生活を送っていくには「座る」「立ち上がる」「歩く」といった移動・移乗動作が常に伴うものです。動作をすることで、日常生活を円滑に営んでいます。
介護を必要としている人は、心身機能が低下しており、一人では移動・移乗動作を行えない場合も少なくありません。
介護をする側はしっかりと目的をもって、専門的な知識や技術のもとに介助を行う必要があります。

・残存能力の活用、自立支援
・介護する側、される側双方が安全で安楽な方法
・重心・重力の働きの理解
・ボデイメカニクスの原理、原則
・福祉用具の種類と活用方法

ido1移動の際、不安にさせないよう体のサポート方法、向きや重心、順番やコツ、声掛けを学ぶのですが、これがなかなか難しいようです。
事前に理解していたつもりでも、「さあ次はあなたの番です。してみてください」となると、頭が真っ白で「アレッ?どうするんだったっけ?順番はこれで良かった?」と戸惑う姿が多くみられました。

階段を杖でのぼり下り、アイマスクなど目隠ししてから介助されながらの移動などは、怖さや不安な気持ちが出て、動きが慎重になっていました。

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車いすの体験もしました。交替で車いすに乗る側、押して介助する側になって、近くの公園に行きました。
車が横を通る際に、いつもと感覚が違うため不安や恐怖感が増したり、
押す側でも溝に落ちないように車いすに気を取られていたら、横を通り過ぎる車に気付かずに驚いて心臓がバクバクしたなど、短い距離でも初めて体験することばかりだったようです。
少しの段差や、公園の土のデコボコなど車いすに乗ってみることで思ってた以上に衝撃があったようです。この体験が今後の介護につながっていくことと思います。

イオンモールにも出かけ視覚障害の方などに分かりやすいシャンプーの容器の横の溝などユニバーサルデザインなども実際に見てきました。

(受講生の感想)
・アイマスクを使用し先生に介助して頂いたとき、自分の介助の仕方との違いを教えて頂いてとてもよく分かりました。
・車いすを体験したことで高い所に手が届かない、レジでも介助が必要なことなどが分かりすごく教わることが多かったです。
・いろいろと実技をやってみて初めてのことばかりですごく難しかったです。安心してもらえるようになりたいです。
・身体を預けることの怖さや不安を体験でき、これから患者さんの気持ちになって介護していこうと思いました。
・上方移動が難しく、手順が多くて忘れて混乱し、焦って上手く出来ませんでした。自分の注意すべき点が分かりました。

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