「認知症の理解」
認知症になると、記憶障害、見当識障害、認知障害といった中核症状により、不安や混乱を抱えやすくなります。
介護者のケアが認知症の人にとって安心できるものでない場合には、周辺症状につながることがあります。
症状として捉えるだけではなく、認知症の人の心の内から症状を読み解こうとする努力が求められます。
認知症の人の心の内
周辺症状にみる認知症の人の思い
原因疾患による認知症症状の違い について理解する。
身近に認知症の方がいる、介護の職で認知症の方と接する機会が多いなど、
この講義に関心を持っている受講生が多くいらっしゃいました。
認知症にも多くの種類があるということ、初期と中期などでは症状が違うため状況により対応も異なります。
介護する側が感情的になったり、否定するような言動はしない、正しいことを言っていても、それは否定していることになったりと、対応が難しいと感じる方もいました。
ご家族の介護を経験されている方や、介護の職場にいて対応されている方は、先にこの
講義を受けて知識があれば自分の対応ももっと良く対応できたのでは?と思ってらっしゃる方もいらっしゃいました。
介護する側もこうしたら一番良いのではと思ってしたことも、常にこれで良いのだろうか?他にももっと良い方法があったのでは?と悩まれている方も多いのではないでしょうか…
介護にはこれが正解というものがない、
よりよい方法をいろいろ試してみることも大切なのだそうです。
こだわりすぎない「こうあらねばならない」という思考は気をつける。
(受講生の感想)
・認知症の方の気持ちを満たす努力をし、認知症のケアをしていきたい。
・目をつむって先生の言われたことを聞いたとき、いろんな患者さんが目に浮かび、
私自身不安でむなしく、涙が出そうになりました。
・分からないことは専門職の人に相談する、自分だけで悩まず周囲に助けを求める大切さ
も知りました。
・希望と尊厳を持って暮らせる環境・社会・そのような介護ができる人でありたいです。