初任者研修、「入浴、清潔保持」

介護職員初任者研修のレポートです。

今回は入浴についてです。お風呂が嫌いな方は少ないのではないでしょうか・・・

お風呂に入るって体が温まって、疲れも取れ、気持ちいいですよね。

入浴は身体の清潔を保つのみならず、様々な良い効果があります。

・温熱作用  血行が良くなり、リラックス効果

・静水圧作用 血行が良くなることで呼吸が活発化、新陳代謝を高める効果

・浮力作用  体の負担が軽減され運動機能のリハビリの助けになる

しかし、入浴の時は健常者でも転倒の危険があり、高齢者だと事故の他にも体調面のリスクもありさらに危険が高くなります。

安全に「気持ちいいなぁ~」と思って入って頂くには、介護者が気をつけるべき点は何か?を学び、体験しました。

入浴を無理強いしないこと。入浴の前は必ず本人の意思を確認します。嫌がる場合はどういう理由で入りたくないのか、観察して考え、対応することが大切です。

P1080439P1080449温度差でショックを起こさないように脱衣場を温めること、

心臓から遠い手足の先から徐々に体幹へ向かってお湯をかけることで心臓へ負担が軽くなるそうです。

デイサービスの浴室で、介護用の椅子に座り洗い方や浴槽への移動など、今回は講義なのでお湯は使わず形だけですが、受講生はしっかりと聞いていました。

入浴ができない場合、体を拭いてあげたり、手や足を洗うことで清潔を保ちます。

お湯に入浴剤やアロマオイルを使用することもリラックスが高まり良いそうです。

P1080495P1080492入浴、清潔01-1

 

 

 

グループに分かれ、お湯を使って交代で洗髪や手浴、足浴の体験をしてみました。

洗う力が弱いとくすぐったく感じ、強すぎると痛いので力加減に気をつけての体験。

足浴のときには、くすぐったくて笑い出す受講生もいました(笑)

洗髪をして、髪を乾かしたあと「気持ちよかったぁ~」という満足された感想が聞かれました。

利用者さまの入浴や体を拭いて清潔にするときに、さりげなく身体のチェックもします。

褥瘡が出来ていないか、虐待のあとはないか、なにかあれば医療職に相談することを教わりました。

意外なことに、入浴時の事故は少ないそうです。

日々の介護職に就いている方の配慮と努力が事故を少なくしているのでしょうが・・・

危険を予測し、未然に防ぐ努力を怠らないこと、何でもない動きこそ軽視せずに気を配ることが介護する側に求められるのだ、と介護の意識が高まったと受講生からは感想が寄せられました。

利用者さまから「気持ち良かったわ~」と笑顔で言ってもらえるように、受講生のみなさん頑張りましょう!

介護職員初任者研修ですが、講習も終わりに近づいています。残りの講習はわずか、その後は事業所での実習です!レポートお楽しみに!

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