行われている介護職員初任者研修のレポートです。
今回は、「排せつに関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護」の講義でした。
着替える、身なりを整えることで生活意欲を引き出し、社会参加をうながすことになるという話がありました。
寝たきりの方は顔をホットタオルでふくだけでも一日の生活のリズムがつくのだそうです。
講義に使用するため受講生には家からパジャマを持ってきてもらいました。
片麻痺の場合は麻痺のある側で手助けをこと、
その時に介助者は必要以上に手を出しすぎないように気をつけ、なるべく自分でできるように手助けをします。
着る時と、脱ぐときは腕を通す順番も違います。
「見てるときは分かってけど、あれっ?」と、とまどう受講生の姿も・・・
寝たきりの方の着脱のお手伝いだと、難しさが格段にあがります。
特に浴衣の場合が大変で、
「浴衣の生地が伸びひん~」
「全然アカン。難しいわぁ…」と四苦八苦されてる声があちこちから聞かれました。
排せつ介助の講習もありました。
介助される方には、デリケートな部分であり、いちばん恥ずかしさを感じるところです。
声掛けや気遣いが重要であり、移動などは介助する側にも体に負担がかかり、コツがいります。
寝たきりの方のオムツ交換はうまく素早く出来るように前もって全部用意をしておくこと、
しっかりと聞いてやり方や順番を覚えても、実際に「さあ、やってみて」となると、なかなかスッという訳にはいかず…
ベッドからポータブルトイレに介助しながら移る場合も、体の位置や足の位置、どうしたらお互いに負担がかからずスムーズにできるのか、覚えるまで何度も繰り返し練習されていました。
講習のあと、一生懸命になって声掛けが無く無言になってしまって、不安にさせてしまったと反省されている受講生が何人もいました。
なかには介護の仕事をされている方もいて、今まで言われたとおりにしてきたことが、なぜそうするのかが初めて理解できた。しっかり習えて良かった!という感想もきかれました。
では、今回はここまで。次回の初任者研修のレポートをお楽しみに(*^_^*)