初任者研修「尊厳の保持・自立支援」「介護の基本」

先月開講しました、第2回介護職員初任者研修ですが
中小企業センターにて週2回のペースで講義が入っています。

「介護における尊厳の保持・自立支援」
この回はまず若年性アルツハイマーを扱った映像をみました。
出来ていたことが出来なくなることへの不安、病気を受け入れることの葛藤、そばにいる
家族の辛さや負担など
見ていて圧倒された、自分の家族の症状と重なって他人事には思えないなどの感想が
寄せられました。映像の最後はお互いに“人としての尊厳″が通っていて救われた気持ちに
なったという感想もありました。

午後からは、認知症をテーマに、「その人の為になる対策」をグループ別に分かれて
話し合い、発表しました。
自分たちでは、その人の為になるように考えいたことでも、利用者が望むものではなく、介護する側にとって都合の良い方に偏っていたことに気がついたという受講生もいました。
介護される側が望む介護、その方の良い面・悪い面をすべてそのまま受け入れることや、そのほか高齢者虐待や拘束についての講義でした。

 

「介護の基本」
自分で出来ることは自分で、自立支援も含め介護される方の為になる介護。
介護はいろんな専門職が集まり、一人の方を支援していること。
専門職の役割の違いを知り、より効果的なサービスを提供すること。
事故を防止するために、正しい知識や技術を身に着ける必要性や予防など。
テキストを使いながらも講師の体験した現場での事例をあげて講義がありました。

受講生はテキストを順番に読み上げたり、意見交換で当てられたりと若干、緊張感のある講義だったようです。

事故防止では「ヒヤリ・ハット」未遂事故を把握することで、事故を起こさない予防をすることは、介護だけではなく、家庭でも使えると話す方や、
介護に携わる側はポジティブにいられるようストレスをためないこと、これは私は大丈夫と自信をもっている受講生も…

感染症の話もあり、感染症の種類や感染ルート、もし感染した場合の広げないための対応など、
介護の職に就いている受講生もいて、あらためて気をつけないとと気を引き締めていらっしゃいました。
比較的身近なノロウィルスやインフルエンザは家庭でもすぐ実践、予防できることですね。高齢者が感染すると重篤な状態になってしまう危険もあります。
しっかりと自分自身で気をつけること、自己管理をしっかりとしようと皆さん熱心に
講義を受けていました。

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